ウクライナ侵攻の深層 - 宗教的影響⼒の再定位 2025.10 最終更新日時 : 2025.11 齋藤 聡 冒頭部分: 本稿は、ウクライナ侵攻の直接の当事者であるウクライナとロシアにおける宗教の成り⽴ちを確認しつつ、第3、第4のアクターとして、正教世界におけるコンスタンティノープル総主教庁とアメリカが与える影響⼒について考察する。親和的な⽂化・精神的背景を有するはずの国同⼠の関係を対⽴構造に移⾏せしめる原動⼒の1つとして、宗教界による⼒学を重視しつつ、政治、宗教そして紛争の関係を検討する。